メインクーンとノルウェージャンフォレストキャットの違いは?

猫の中には、違う種別であるにも関わらず、見た目の特徴がよく似ている猫種がいくつか存在します。

メインクーンとノルウェージャンフォレストキャットも、そんなよく似た猫種です。

では、それぞれどんな特徴があり、どんな点で見分ければ良いのでしょうか。

メインクーンってどんな猫?

メインクーンとノルウェージャンの違い

メインクーンは、原産国アメリカでは非常に長い歴史を持つ猫種の1つです。

体の模様や習性がアライグマに似ていると言われ、水に強く、分厚い被毛としっかりとした体躯が特徴の大型猫です。

見た目の特徴は?

メインクーンは重量感のある大型猫で、『クーンキャット』『メインキャット』『メインシャグ』といった名前で呼ばれることも。

見た目以外に鳴き声も特徴的で、「クルル」という喉を慣らした高い声で、ささやくように鳴くことがあります。

性格は?

メインクーンは、猫にしては珍しく温厚で穏やか、人に懐きやすい性格をしています。それでも、やはり必要以上にベタベタされることは好まないので、スキンシップはあまり過度にならないようにしましょう。

また、人間や犬に限らずほかの動物とも仲良くできるので、小さなお子さんや高齢者、多頭飼いのご家庭でも抵抗なく生活してくれます。

メインクーンについては、下記リンク先のページでより詳しい情報を掲載しています。毛色や体重、飼い方についても紹介しているので、ぜひご覧ください。

メインクーン メインクーンの性格や特徴って?色や体重、飼い方まとめ

ノルウェージャンフォレストキャットはどんな猫?

メインクーンと似ていることでも知られているノルウェージャンフォレストキャットですが、それもそのはず。メインクーンの祖先といわれる猫種なのです。

見た目の特徴は?

ノルウェージャンフォレストキャットは名前からも分かる通り、北欧ノルウェー原産の猫種です。北欧の厳しい気候に対応した、熱を逃がさないためのふわふわの被毛、がっしりとした骨格と筋肉質な体を持っています。

そうした外見とは裏腹に鳴き声はとてもかわいらしく、鳴き声を発すること自体が少ない物静かな猫種とされています。

かつては森林で狩りをしており、「森林の猫」という異名で呼ばれていました。

性格は?

ノルウェージャンフォレストキャットは大きな体に見合わず、飼い主に従順でとても甘えん坊な性格をしています。また、寒い土地で暮らしていたことが影響して我慢強い面も。

どちらかといえば、猫よりも犬っぽいといわれており、穏やかで優しく誰とでも仲良くなれます。

幼い頃だけでなく、成猫になっても好奇心旺盛で無邪気な性格をしているので、見ていて飽きないでしょう。

こちらのページでは、ノルウェージャンフォレストキャットの性格や特徴、飼い方を紹介しているので、合わせてご覧ください。

ノルウェージャンフォレストキャット ノルウェージャンフォレストキャットの性格や特徴って?飼い方まとめ

メインクーンとノルウェージャンの見分け方は?

ノルウェージャンフォレストキャットとメインクーンは、つながりがある猫種ということもあり、共通する特徴が少なくありません。そのため、見分ける方法を知らないと混同しがちです。

では、見分けるにはどこを見れば良いのでしょうか。

顔の特徴の違い

メインクーンとノルウェージャンフォレストキャットを見分けるには、横顔を見比べると良いでしょう。

ノルウェージャンは逆三角形ですが、メインクーンの輪郭は丸く鼻先にカーブがあるので、これを知っているだけで見分けことが容易になります。

メインクーンの鼻筋のカーブは、『ジェントルカーブ』といい、見分ける際のポイントになっています。

一方、ノルウェージャンフォレストキャットにカーブはなく、鼻筋は真っ直ぐで逆三角形に近いシュッとした輪郭をしています。

耳の特徴の違い

メインクーンとノルウェージャンフォレストキャットを見分けるもう1つの方法が、耳ですこの2種は、耳に特徴的な違いがあるので、ポイントを知っておけば見分けるのは難しくないでしょう。

メインクーンの耳には、先端に『リンクスティップ』という特有の飾り毛がついています。
リンクスティップは耳の先にある長めの毛で、この部分がふさふさしていればメインクーンで間違いないでしょう。

リンクスティップは、メインクーンにはあってノルウェージャンフォレストキャットにはないので、耳の先端を見れば区別するのも容易でしょう。

まとめ

今回は、見た目が似ていて見分けがつきにくい、メインクーンとノルウェージャンフォレストキャットの違いを紹介していきました。

パッと見て「どっちかな?」と思うことはあるかもしれませんが、ポイントさえ理解していれば間違えることはないでしょう。

ただし、個体差があるので、100%当てはまるとは考えない方が良いかもしれません。
紹介してきた特徴は、あくまでも「そうした特徴の子が多い」ということです。正確な猫種を知りたいのであれば、血統書を確認してください。

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