クルっと反り返った耳が愛らしいアメリカンカール。
実は、生まれて間もない頃は普通の猫と同じ耳なんです!そこから生後2~10日ほどで耳に軟骨が入り、先端がカールし始めるんです。
ここではアメリカンカールの性格や体重、大きさ、毛色の種類などを解説します。なお、販売中のアメリカンカールをお探しの方は子猫ブリーダーナビもご参考ください。
アメリカンカールの性格や特徴について
他の猫種には見られない外側にカールした耳。アメリカンカールにとって最大の特徴といえるでしょう。
そんなアメリカンカールは、一体どんな性格をしているのでしょうか。
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賢く落ち着いている子が多い
アメリカンカールは基本ミックスとの交配で生まれる猫種です。そのため性格に関しては多種多様。ただし傾向としては、賢く穏やかな性格の子が多いようです。
また天真爛漫な性格をしている子も多いため、小さな子どもや家族以外の人ともフレンドリーに接することができるようですよ。
家族のことが大好きで、愛情表現が犬のようだといわれることもあるため、犬っぽい猫をお探しの方にはおすすめの猫種です。
比較的新しい猫種
アメリカンカールの原型となった猫は、1981年カリフォルニア州南部にあるレイクウッドという街で保護されました。
原型となった猫を発見したのは、ルガ夫妻。自宅玄関前に耳が外側にカールした長毛の黒猫を発見し、その子を「シュラミス」と名付け飼い始めたそうです。そしてシュラミスは4匹の子猫を出産。その内の2匹は、シュラミスと同じようにカールした耳を持っていたそうです。
このことからカールした耳は遺伝だと考えられ、後にアメリカで発見されたカールした耳の猫ということで「アメリカンカール」と名付けられました。
まだまだ他の猫よりも歴史が浅い猫種ではなりますが、多くの愛猫家がその個性的な見た目に魅了されているようです。
アメリカンカールの体重や大きさ(体長)は?
豊富な毛色と個性的な耳元が印象のアメリカンカール。成猫になると体重はオスで約3.0~5.5kg、メスで約2.2~4.5kgあります。また体長は40~50cm前後といわれており、一般的な猫と同じ大きさ、もしくはそれよりも小型です。
被毛の長さによっては全体的に大きく見えがちですが、骨太で筋肉質な体でありながらも、意外と細身の体型でもあります。
ちなみに猫の体型の分類では、セミフォーリンタイプになります。
アメリカンカールの毛色や模様の種類は?
アメリカンカールにはセミロングの被毛を持つ長毛種と、短毛種の2種類の被毛が存在します。
長毛種は、ベルベットのような艶が特徴的で毛質はやわらく、アンダーコート(下毛)が少なめです。一方短毛タイプは、オーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)に分かれたダブルコートの毛質をしています。
どちらもシルクのようにやさしい手触りをしており、ふわふわで弾力があるのところが魅力的です。
ここでは、そんなアメリカンカールの毛色の種類について見ていきましょう。
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アメリカンカールの毛色「ブラウン」
長毛種・短毛種ともに認められている毛色が「ブラウン」。たくさんある毛色の中でも安定して人気があるカラーでもあり、最もポピュラーな毛色でもあります。
また、チョコレート色に近いスタイリッシュな色合いが特徴的で、力強く凛とした印象を感じさせるのがブラウンカラーといえるでしょう。
アメリカンカールの毛色「ブルー(グレー)」
グレーがかかっている毛色「ブルー」。色合いは個体差によって大きく変わり、明るいグレーブルーから深い色味のブルーまで多種多様です。
また単色のブルー以外にも、ブルータビー、ブルー&ホワイト、ブルータビー&ホワイトや、ブルーにクリーム色がミックスされたブルークリーム、ブルークリーム&ホワイトなどがいます。
アメリカンカールの毛色「レッド」
明るくやさしい色合いの「レッド」。ベースはブラウンと同じ茶色のカラーですが、オレンジ色がかかった暖色系の色合いです。
アメリカンカールの穏やかな性格をより強調してくれる色合いといえそうですね。
アメリカンカールの毛色「ホワイト」
気品と愛らしさを持ち合わせた「ホワイト」。雪のように白くふわふわしている被毛は、とても可愛らしいですね。
元々アメリカンカールは他の猫種と交配を重ねてきたこともあり、タビー柄が存在します。また、お腹まわりや足の部分にホワイトが入ったり、成長と共に毛色がクリームやレッドに変化することもあるそうです。
アメリカンカールの毛色「ブラック」
アメリカンカールの原型ともなったシュラミスの「ブラック」。単色のブラックは、気品と凛々しさを感じさせます。
また、ブラックは個性的な耳が強調される色でもあるので、アメリカンカールの特徴をより際立たせる色といえます。
パターンとしては、単色の他にブラック&ホワイトが存在し、しま模様は入らないとされています。
アメリカンカールの毛色「クリーム」
ふんわりとしたやさしい色味が印象的な「クリーム」。ベースはブラウンやレッドと同じ茶系になりますが、クリームの場合はそこに黄色味のかかった明るい毛色が特徴的です。
単色の他にも、クリームタビー、クリームマッカレルタビー、クリーム&ホワイト、クリームタビー&ホワイト、クリームマッカレルタビー&ホワイトもいます。
アメリカンカールの毛色「シルバー」
落ち着きのあるエレガントな毛色「シルバー」。一部の愛猫家から根強い人気を誇るカラーでもあります。特に長毛種のシルバーは、よりシルクでやわらかい質感が際立ちます。
色合いに関しては個体差がありますが、明るいシルバーからブラックに近い暗めのシルバーまで多種多様です。
また単色のシルバーはおらず、全てしま模様であるタビーが入っています。シルバータビーを始め、シルバークラッシックタビーやシルバータビー&ホワイト、シルバークラシックタビー&ホワイトがいます。
他にもシルバーマッカレルタビーやシルバーマッカレルタビー&ホワイトがいたり、オレンジやレッドといった毛色が所々に生えることも。
さらにシルバーパッチドタビーやシルバーパッチドタビー&ホワイトなども存在します。
アメリカンカールの毛色「シール」
ブラックでもブラウンでもない、落ち着いた色合いをしている「シール」。シールとはアザラシという意味を持ちますが、猫の毛色ではダークブラウンを指す色といわれています。
単色のシールの他にも、顔や体の末端だけに色が入るシールポイントや、シール&ホワイトがいます。
アメリカンカールの毛色「キャリコ」
ブラック、ホワイト、レッドなどの3色が特徴の「キャリコ」。別名「トーティ」と呼ばれることもあるキャリコは、素朴であたたかい印象を与えます。
キャリコは日本でも馴染みのある三毛猫であり、一定の人気があります。また、一般的なキャリコカラーの他にも、淡い色合いのクリーム、ブルー、ホワイトなどの「ダイリュートキャリコ」という毛色も存在します。
アメリカンカールの飼い方について注意したいこと
陽気で賢く大らかな性格をしているアメリカンカールは、小さな子どもがいるご家庭でも飼いやすい猫種といわれています。
またお手入れも他の猫種と比べて楽ともいわれていますが、実際お迎えするに辺り気を付けるべき注意点などはあるのでしょうか。
室内でも十分な運動ができるように努めて
アメリカンカールは、意外と太りやすい体質をしています。そのため完全室内飼いだとどうしても行動範囲が狭まってしまい、運動不足に陥りやすい傾向にあります。
そのため、アメリカンカールをお迎えしたら運動不足にならないためにも、十分に運動ができる環境を整える必要があります。可能であれば、キャットウォークやキャットタワーなどを設置してあげるとよいでしょう。
またアメリカンカールは活発で元気な猫なので、飼い主がいない間はいたずらする傾向にあります。お留守番させる時は入って欲しくない場所は入れないようにし、誤飲誤食に繋がる小さな物などは、手の届かない場所に片付けておくようようにしましょう。
お留守番以外の時は、おもちゃを使ってたくさん遊んであげると大変喜びますよ。ぜひ一緒にいる時は、たくさん遊んであげてくださいね。
長毛の子には毛玉対策用のフードもおすすめ
アメリカンカールに与える食事は「総合栄養食」と表示されたフードを選ぶことをおすすめします。その理由は一般食の場合、栄養バランスよりも食いつきを重視しているからです。
アメリカンカールは太りやすい体質ですので、ガツガツ食べてしまうと肥満の原因に繋がってしまいます。健康のためにも、フードと水のみで栄養バランスを整えることができる「総合栄養食」を与えるようにしましょう。
また猫の場合、成長や年齢によって必要とされる栄養素の量が違います。そのため、年齢と目的に合わせてフード選びをするように心掛けてくださいね。
特にアメリカンカールは長毛の子も生まれます。長毛種は短毛種に比べて毛をたくさん飲み込んだり、毛玉ができやすかったりします。長毛の子には「毛玉対策用」のフードを与えることをおすすめします。
耳が汚れやすいので定期的な耳掃除を忘れずに
アメリカンカールの耳は、他の猫種よりも少し特殊な形をしています。
耳が反っている子とそうでない子がいますが、反っているタイプの子は耳の軟骨が固く、中もヒダが入り組んでいることから通気性が悪い状態でもあります。
そのため、なかなか自然と耳垢がでない為か湿ってしまい、耳のトラブルに陥りやすい傾向があります。
健康な耳を維持するためにも、多くて2日に1回、少なくても1週間に1回は耳掃除をするように心掛けましょう。
お手入れは比較的簡単だけど毎日のケアは大切
アメリカンカールの被毛は下毛(アンダーコート)が少なく、もつれにくい毛質(ダブルコート)をしています。そのため、比較的ブラッシングが楽といわれています。
短毛種の場合は1日1回ブラッシングを行い、獣毛ブラシやラバーブラシを使ってやさしくブラッシングをしてあげてください。
ただし、換毛期はいつもより毛が抜けやすいので、毛の生え変わり時期は、小まめにブラッシングをしてあげると良いでしょう。
一方長毛種の場合は、毛質がなめらかで下毛(アンダーコート)も少ないため、長毛の猫種の中では比較的お手入れがしやすいといわれています。
しかし、抜け毛が多いのは変わりありませんので、被毛のお手入れは怠らないようにしてあげてください。ブラッシングの頻度としては、朝晩1回ずつのブラッシングとコーミングを行うようにしましょう。
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