シャルトリューの性格や特徴って?色や体重、飼い方まとめ

ガッチリとたくましい体に、光沢のある美しいブルーグレーが特徴のシャルトリュー。日本での知名度はあまり高くない猫種ですが、穏やかで賢く飼いやすい猫でもあります。

ここではシャルトリューの性格や体重、大きさ、毛色の種類などを解説します。なお、販売中のシャルトリューをお探しの方は子猫ブリーダーナビもご参考ください。

シャルトリューの性格や特徴について

シャルトリュー

フランスが原産のシャルトリューは、気品溢れる賢い猫として昔からフランスの人々に愛されてきました。どこか微笑んで見える表情は、こちらまでも頬が緩んでしまいそうです。

また落ち着きがあり、温厚な性格の持ち主とされるシャルトリューですが、実際どのような性格をしているのでしょうか。

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シャルトリューは温厚で従順な性格

シャルトリューの性格はまるで犬のようだといわれています。その理由の1つとしてシャルトリューは、飼い主に対しとても忠実で従順な猫だからです。

大人しく温厚なのはもちろんのこと、とても賢い猫なのでしつけもしやすく、初めて猫を飼う人でもお迎えしやすいのではないでしょうか。

またとても人懐っこく、飼い主と遊ぶことが大好きなので、一緒におもちゃで遊んであげると喜びますよ。

オスとメスで性格は違う?

シャルトリューのオスとメスの性格の違いとしては、落ち着きの違いや甘える度合いから差が見られるようです。

シャルトリューのオスは、メスと比べてやんちゃでとても甘えん坊です。成猫になっても子猫のように甘える姿を見せますので「猫にたくさん甘えてもらいたい」と思っている方はオスがよいでしょう。

一方シャルトリューのメスの場合は、オスよりもクールで落ち着きがあります。自立心が強く気まぐれな子が多いので、猫と適度な距離感を保ちたい方はメスがよいでしょう。

シャルトリューの飼いやすさは?多頭飼いは向いている?

争いごとを嫌い、誰とでも友好的に接するシャルトリューは多頭飼いに向いている猫種といえます。環境の変化にも強く、順応性も高いので他の猫やペットとも仲良く接することができるでしょう。

また鳴き声がとても小さく、無駄に鳴くことがないので非常に飼いやすい猫です。一見、筋肉質で大きな体をしていますが、攻撃的な一面はほとんどないので、小さいお子さんがいるご家庭でも安心してお迎えできると思いますよ。

シャルトリューの歴史と名前の由来

シャルトリューはさまざまな言い伝えがありますが、正確な起源については明らかになっていません。

代表的な言い伝えの中には…

  • シリア出身の猫の子孫
  • 18世紀前半のスペインの羊毛の名前
  • 十字軍の時代に欧州から持ち込まれた猫の子孫である
  • シャルトリュー派の修道士が、船で北アフリカから連れ帰ってきた猫の子孫である
  • フランスのカルトゥジオ修道士が生み出した「シャルトリューズ」という名前のリキュールにある

など、多数挙げられます。

どちらにせよ、シャルトリューは古くからフランスで知られていたのは事実であり、16世紀~1558年に記された文献によると、シャルトリューの祖先と考えられている「灰色の被毛と銅色の目の色を持つ猫」の描写を見ることができます。

そして18世紀には、博物学者であるビュフォンからラテン語で『フェリス・カートゥス・コエルレウス(Felis catus coeruleu)』という名前を与えられました。日本語で訳すと「鋭い声をもって鳴く暗青色の猫」という意味だそうです。

第二次世界大戦になると、シャルトリューは絶滅寸前まで追い込まれましたが、生き残った個体を銀灰色のペルシャとブリティッシュブルーで異種交配させることによって品種の再確立が図られました。

こうして絶滅危機を乗り越えたシャルトリューは後にコラットやロシアンブルーと並び「ブルー後三家」と呼ばれるようになったのです。ちなみにシャルトリューの長毛種は「ベネディクティン(Benedictine)」と呼ばれています。

シャルトリューの体重や大きさ(体長)は?

肩幅が広く厚い胸板、安定感のある太めの首、そして重量感のある胴体が印象的なシャルトリュー。成猫になると体重はオスで約4.3~6.4kg、メスで約2.8~4.0kgまでに成長し、場合によっては10kgを超えることもあるそうです。

また体長はしっぽの長さを含めると、約50~60cmまで成長するそうです。体の大きさや体長は平均的な猫とあまり変わりません。

ただ、シャルトリューは完全に成熟するまでに約2年かかるといわれています。1歳で成猫になる一般的な猫と比べると、成長スピードは少しゆっくりめといえるでしょう。

シャルトリューの身体的な特徴

シャルトリューの体型は「セミコビータイプ」の分類になります。一見、がっしりとしているように見えますが、足を見てみると意外とほっそりしていることがわかります。

そのため、全身のバランスから「マッチ棒を刺したジャガイモ」「ジャガイモにつまようじが刺さったみたい」などと、例えられることもあります。

ずんぐりむっくりとした体に短めの手足で必死に遊ぶ姿は、コミカルで愛らしいと愛猫家からも定評があります。また、後足で立ち上がることが得意で前足を使って手招きする動作は「ベア・キャット」と呼ばれています。

シャルトリューの毛色や模様の種類は?

ふわふわで美しい毛並みを持つシャルトリュー。被毛は短毛種に分類されますが、ダブルコートで厚く、まるで羊の毛のように密生しており水をよく弾きます。

毛色はブルー1色のみとされ、表面はベルベットのように滑らかなのが特徴的です。

瞳の色は、暖色系のオレンジ、カッパー、ゴールドになるパターンのみが認められています。成長するとより銅色が深くなっていきます。

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シャルトリューの飼い方について注意したいこと

「犬のような猫」と表現されるほど、飼い主に対して従順で飼いやすい猫といわれていますが、実際シャルトリューを迎えるにあたって気を付けるべき注意点などはあるのでしょうか。

ここではシャルトリューを飼う上で気を付けるべき3つの注意点について見ていきましょう。

遊べる空間とおもちゃを用意してあげる

遊ぶことが大好きなシャルトリューは、人とのコミュニケーションも好きですので、お気に入りのおもちゃを使いながら1日最低5~10分以上は一緒に遊んであげましょう。

また猫は高い所に登る習性があります。上下運動ができるようにキャットタワーを設置したり、タンスや棚などをうまく配置してあげるとよいでしょう。

ただし体型とは裏腹にシャルトリューは足が細いので、ある程度の年齢になったらステップなどを付けて、足腰に負担を掛けない配置を心掛けてあげてくださいね。

肥満には注意

筋肉質でガッチリ体型のシャルトリューは、太りやすい傾向にあります。成長過程がゆっくりなので肥満に気付きにくい猫種でもありますが、日々の食事に気を付けて肥満を予防するようにしましょう。

主食には水とフードのみで栄養のバランスが摂れる「総合栄養食」と表記されているフードを選び、年齢と目的に応じたフードを食べさせてあげてください。

また早食いをしないようにフードの形に気を付け、フードはいつでも食べられるようにと置きっぱなしにするのは肥満の元ですので注意してくださいね。

ブラッシングは“小まめに毎日”を心掛けて

シャルトリューは短毛種ですが、他の猫種と比べて分厚いダブルコートで被毛の密度が高いので、毎日のお手入れは欠かせません。週に3回以上、朝夕のブラッシングとコーミングを行うことを心掛けてください。

特に抜け毛が増える換毛期は、念入りにブラッシングを行うのが望ましいといえるでしょう。

またシャルトリューの被毛は皮脂が多く水をはじく性質のため、ブラッシングや拭き取り、水で洗い流すだけでは汚れが取り除けないことがあります。においや汚れが気になるときにはシャンプーをしてあげてくださいね。

シャルトリューとロシアンブルー、ブリティッシュショートヘアとの違いは?

光沢のあるグレーの美しい毛並みが特徴のシャルトリュー。「微笑むフランスの青い猫」と呼ばれるシャルトリューの口元は愛嬌があって可愛らしいですよね。

そんなシャルトリューを見ていると、あの猫にどことなく似ていると思いませんか。そうです、ロシアンブルーとブリティッシュショートヘアです。この2種類の猫もシャルトリューと同じグレーの毛色が特徴的な猫です。

では、この2種類の猫とシャルトリューを見分けるには何をポイントにすればよいのでしょうか。ここでは、シャルトリューとロシアンブルー、そしてブリティッシュショートヘアの見分け方について見ていきましょう。

ロシアンブルーとの見分け方

がっしりとした体型がそっくりなシャルトリューとロシアンブルーですが、よく見ると体格が異なることがわかります。

シャルトリューの場合、がっしりとした体型ではありますが、ほっそりとした細い足が特徴的です。また筋肉質な体型ですが、運動不足に陥ると肥満になりやすい傾向にあります。

一方ロシアンブルーは筋肉質な体型ではありますが、全体的に骨格が細くスリムです。胴体としっぽが長いため、全体的にスラッとした印象を与えます。また体重もシャルトリューと比べ、平均2.8~4.7kgと軽いところも大きな違いといえそうです。

ブリティッシュショートヘアとの見分け方

次にシャルトリューとブリティッシュショートヘアの違いを見てみましょう。

一見とても似ている両者ですが、見分け方としては目の色と毛の色がポイントといえます。

まず目の色ですが、シャルトリューはオレンジやゴールドといった暖色系の色みに限られますが、ブリティッシュショートヘアの場合はゴールドを始め、カッパー、グリーン、ブルーなどといったさまざま。そのため、どちらがシャルトリューなのか見分けが付かない時は、目の色を見てみるとよいでしょう。

次に毛の色ですが、シャルトリューの場合はブルー1色のみ。一方ブリティッシュショートヘアは、毛の色にバリエーションがあり「ブリティッシュブルー」と呼ばれる代表的なカラーを始め、ブラックやホワイトなどがあります。

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