ノルウェージャンフォレストキャットの性格や特徴って?飼い方まとめ

日本ではごく最近になって知名度が上がってきたノルウェージャンフォレストキャット。北欧神話に登場するほど古くからノルウェーに生息する猫として知られています。

またアメリカなどでは「Weegie(ウィージー)」の愛称で親しまれていますが、一体どんな性格を持つ猫種なのでしょうか。

ここではノルウェージャンフォレストキャットの性格を始め、毛色の種類から飼い方の注意点まで詳しくご紹介したいと思います。

ノルウェージャンフォレストキャットの性格や特徴について

ノルウェージャンフォレストキャット

北欧ノルウェー生まれの「ノルウェージャンフォレストキャット」は、厳しい寒さに耐えるため、ふわふわの被毛とがっしりとした骨格、そして筋肉質な体をしています。

性格は穏やかで優しく賢い性格をしており、誰とでも友好的です。また大変遊び好きな猫でもあるため、子猫頃から走り回ったり、高い所にジャンプしたりと元気いっぱいです。

成猫になっても、好奇心旺盛で無邪気な性格をしているので、見ていて飽きない猫といえるでしょう。

穏やかで頭の回転が早い

ノルウェージャンフォレストキャットは、飼い主に従順で落ち着いた性格をしています。またとても賢いので、簡単な芸であればすぐに覚えることも可能です。

さらに極寒の環境で生き抜いてきたことも影響しているのか、がまん強い性格でもあります。小さなお子さんがしつこく構っても相手にしてくれるので、飼いやすい猫といえそうです。

ただし、いくら我慢強いといっても元々猫は過剰なスキンシップを嫌いますので、ひとりになりたそうであればそっとしてあげてくださいね。

スキンシップが大好きな甘えん坊

大きな体に見合わず、とても甘えん坊な一面があります。特にオスのノルウェージャンフォレストキャットは、甘えるのが大好き。頭や頬を撫でられたり、飼い主の膝の上に乗ったりするのを好みます。

猫っぽい性格というよりか、犬に近い性格をしていますので「猫とたくさん触れ合いたい!」といった方にはピッタリの猫ではないでしょうか。

高い所もお手のもの!運動神経はバツグン

好奇心旺盛で運動能力が高いノルウェージャンフォレストキャット。かつては「森林の猫」と呼ばれていたほど、森や林の中を駆け回って狩りをしており、高い場所から周囲の様子を伺いながら行動をしていたといわれています。

そのため、高い場所に登るのはノルウェージャンフォレストキャットにとってはお手のもの。しなやかな動きで華麗にジャンプをする姿はなんとも圧倒されます。

運動することが大好きな猫種でもあるため、ストレスを溜めないためにも高低差があって十分に運動ができる環境を確保してあげてくださいね。

ノルウェージャンフォレストキャットの鳴き声は?

先述でもお伝えした通り、ノルウェージャンフォレストキャットはとても穏やかで大人しい性格をしています。そのため鳴き声を発することが少なく、物静かな猫種とされています。

そんなノルウェージャンフォレストキャットが鳴く時は、猫の一般的な鳴き声「ニャーン」ではなく、どちらかというと「キュルル」「クルル」「ルルル」などに近い声で高音で短く鳴くそうです。

筋肉質でガッチリとした体型とは裏腹にとても可愛らしい声で鳴くため、そのギャップが溜まらない飼い主も多いんだとか。

もしもそんな可愛い声でおねだりされたら、何でもしてあげたくなっちゃいますね。

ノルウェージャンフォレストキャットの歴史とルーツ

北欧神話にも登場するノルウェージャンフォレストキャット。その起源はとても古く、一説では11世紀頃にバイキングがトルコのビザンチン帝国から持ち込んだとされるアンゴラ系統の猫ではないかといわれています。

その理由は、ノルウェージャンフォレストキャットの毛色の模様などがヨーロッパには非常に少ないこと、そしてトルコに住む猫種の特徴と非常に似ていたからです。

海を渡り、寒い地域に住み着いたノルウェージャンフォレストキャットの祖先は、厳しい寒さに耐え抜くために徐々に厚い被毛を持つ大きな身体へと発達し、寒さに強い猫になったんでしょうね。

ちなみにノルウェージャンフォレストキャットは、第二次世界大戦によって人気が低迷し、絶滅の危機に晒されたこともあったそうです。これを受けて1970年代には、頭数の確保に対する意識が高まり、1975年にノルウェージャン・フォレスト・キャットクラブが設立し、1977年にヨーロッパの国際猫協会に品種が登録されることになりました。

そして1975年にはアメリカを渡って繁殖と育種が始まり、1984年には正式に品種として公認され、世界へ向けて発信され今日に至るそうです。

ノルウェージャンフォレストキャットの毛色や模様の種類は?

もふもふでしなやかな毛並みが特徴的なノルウェージャンフォレストキャット。ずっと触っていたくなるほどの毛並みは、愛猫家にはたまらないことでしょう。

実はそんなノルウェージャンフォレストキャット、毛色のバリエーションが豊富だってご存知でしたか。

定番カラーのブラウンやレッドを始め、根強い人気のシルバーや、日本では珍しいブルーなど様々あります。

また同じ色味であっても、それぞれの個体によって濃淡が違うので、カラーを選ぶことも楽しみの1つになりそうですね。

ノルウェージャンフォレストキャットのブラウン系

落ち着いた色合いを持つ「ブラウン」。日本での人気が高いことから、繁殖数も多い毛色の1つです。

単色のブラウンを始め「ブラウン&ホワイト」といった白とのバイカラ―や、きめ細かなたて模様が入った「ブラウンマッカレルタビー」「ブラウンマッカレルタビー&ホワイト」、そしてブラウンやホワイトに所々違う色が混じった「パッチドタビー」などの種類もいます。

またブラウンとホワイトの割合にも個体差があり、なかには「ハチワレ」と呼ばれる額の色が分かれまるで漢字の「八」のようなパターンもいるそうですよ。

ノルウェージャンフォレストキャットのブルー系

グレーに近い色味の「ブルー」は、光の反射によって毛の色が深い青色に帯びて見える繊細で美しいカラーです。グレーやシルバーとはまた違った色みをし、神秘的な印象を与えることから多くの愛猫家から高い人気を誇ります。

ブルー系のカラーでは、単色のブルーである「ソリッドブルー」の他に、ホワイトとのバイカラ―の個体も存在します。

またバイカラ―でも「ブルータビー&ホワイト」や「ブルーマッカレルタビー&ホワイト」といった様々なカラーあり、バリエーションがとても豊かです。

ノルウェージャンフォレストキャットのレッド系

茶色が基礎となるオレンジに近いカラー「レッド」。日本猫によくいる茶トラをイメージするとわかりやすいでしょう。

レッド系にはソリッドカラーはないため、ホワイトとのバイカラ―となります。しま模様の入り方としては、基本的にブルー系と同様、体の両側にしま模様が入ったハチワレタイプ「レッドマッカレルタビー&ホワイト」などが人気となっています。

ブラウン系のカラーの次に人気が高く、温かみのある色合いはとても優しい印象を与えますね。

ノルウェージャンフォレストキャットのホワイト(白)系

真っ白でまるで綿あめにも見えてしまう「ホワイト」カラー。ソリッドホワイトと呼ばれるこのカラーは、シルクのような美しい毛色とふわふわな毛並みが特徴です。

ノルウェージャンフォレストキャットは、遺伝子的にホワイト系の色味が出やすいといわれており、バイカラ―のベースとして現れることがあるそうです。

まるで真っ白な雪のように幻想的な美しいカラーは誰もを魅了することでしょう。

ノルウェージャンフォレストキャットのクリーム系

やわらかい淡い色が特徴的な「クリーム」。ベースに赤茶色が入ったこのカラーは個体によって濃淡があるため、ベージュに近い淡い色をしていたり、赤みの強い濃い色みをしたものまでさまざまです。

そのため、ノルウェージャンフォレストキャットでは非常に珍しいカラーでもあります。

ノルウェージャンフォレストキャットのシルバー系

「長毛のアメリカンショートヘア?」と思わせるほど、とても似ている「シルバー」は、黒色の遺伝子が弱まることで誕生するカラーといわれています。

単色のシルバーはあまり見かけることがなく、多くはホワイトと組み合わせたカラーが多いです。

例えば「シルバー&ホワイト」や、しま模様が入った「シルバーマッカレルタビー」「シルバーマッカレルタビ&ホワイト」、明るい茶色や赤色が混じった「シルバーパッチドタビー」などのタイプがいます。

ノルウェージャンフォレストキャットのブラック(黒)系

コア層に支持されている「ブラック」。長毛の黒猫と想像すると分かりやすいかと思います。

比較的他のカラーより目立つ色みではありませんが、ノルウェージャンフォレストキャットの筋肉質で優雅な毛並みをより一層凛々しく見せてくれます。

単色の他にもホワイトが入った「ブラック&ホワイト」もおり、こちらは比較的単色よりも見かける毛色といえます。ブラック&ホワイトの個体は、その色の分かれ方がそれぞれ違うので、靴下を履いているように見えたり、お腹にポケットがあるように見えたりと、見ているだけで楽しいカラーといえます。

ノルウェージャンフォレストキャットのキャリコ

ホワイト、オレンジ、ブラックが入った「キャリコ」。日本の三毛猫を連想させるカラーとなっています。

ノルウェージャンフォレストキャットの場合、淡い色合いが綺麗で特徴的なので、ブラックとは対照的にとてもやわらかく優しい印象を与えます。

しま模様の入り方は、ブルーと同じで体の両側にしま模様が入ったハチワレタイプ「レッドマッカレルタビー&ホワイト」などが人気です。

ノルウェージャンフォレストキャットは抜け毛が多くて大変?

長毛種の猫と聞くと、イメージ的には「抜け毛が多そう」「お手入れが大変そう」と思われがちですが、実際ノルウェージャンフォレストキャットの場合は抜け毛は多いのでしょうか。

ノルウェージャンフォレストキャットの被毛の特徴

まずは、ノルウェージャンフォレストキャットの被毛について見ていきましょう。

ノルウェージャンフォレストキャットは、元々寒さが厳しいノルウェーに住んでいたこともあるため、その寒さをしのぐために豊かな被毛を持つのが特徴的です。

そのため、毛並みは雪や強い風などからの刺激を守るための「オーバーコート」に、やわらかくて細い保温機能がある「アンダーコート」の二重構造(ダブルコート)になっています。

そのため、オーバーコートとアンダーコートのどちらか一種類で構成されるシングルコートと違い、換毛期である春や秋頃はアンダーコートの毛が沢山抜ける傾向にあります。

抜け毛の量は個体差がある?

毛量が多いノルウェージャンフォレストキャット。換毛期は普段よりも多く毛が抜けることはありますが、通常時は個体差によってその抜け具合は異なるようです。

普段から抜けが多い個体もいれば、そこまで抜け毛が落ちない個体もいるため、一概に抜け毛が多い猫種とはいえません。

一説には、ふわふわな毛質をしている子よりも、サラサラの毛質をしている子の方が抜け毛が少ないという噂も。しかし、サラサラタイプの子は毛玉ができやすい傾向にあるので注意が必要です。

ノルウェージャンフォレストキャットの体重や大きさ(体長)は?

ノルウェージャンフォレストキャットの大きさは成猫のオスで体重約4.5~7.0kg、メスで体重が約3.5~5.5kgあり、体長はオスメス共に約40cmあります。

また筋肉質で骨太、そして胴体が長い体型は「ロング&サブスタンシャル」と呼ばれています。

ノルウェージャンフォレストキャットの飼い方について注意したいこと

温厚で我慢強く、多頭飼いに比較的向いているとされるノルウェージャンフォレストキャット。

実際お迎えをしたら、どんなことに気を付けてあげればよいのでしょうか。

夏場の暑さにご注意を!

元々極寒の地域に生息していたノルウェージャンフォレストキャット。被毛は、その極寒を耐え抜く為にダブルコートで覆われているため、夏の暑さにはとても弱い猫種です。

そのため、暑さが厳しくなってきたらエアコンによる温度管理はマストといえます。猫にとって快適な温度は約26~28度といわれていますので、猫にとって理想の室温になるべく近くなるように設定してあげてくださいね。

高いところに登れる環境づくり

ノルウェージャンフォレストキャットは、比較的運動量が多いタイプではありませんが、好奇心旺盛な性格と、元々高い木に登って周りの様子を伺っていた習性もあってか高い所に登るのが大好きです。

そのため、普段生活しているスペースを見渡せる高い場所を用意しておくと良いでしょう。その際、キャットステップや段差を付けてあげると喜んで遊んでくれますよ。

ただし、体重がそこそこある大型猫ですので、キャットタワーやキャットステップなどを設置する場合は丈夫な物を選び、しっかりと固定するようにしてくださいね。

肥満になりやすいので食事管理が大切

太りやすいといわれるノルウェージャンフォレストキャットは、毎日の食事管理がとても大切。特にフード選びは重要です。

ノルウェージャンフォレストキャットのような大型種の猫は成長過程がとてもゆっくりなので、2~3歳までは高たんぱくなフードを与えてあげましょう。

ただしカロリー過多にならないよう、バランスの摂れた食生活を心掛けてあげてくださいね。

定期的なブラッシングを

長毛種のノルウェージャンフォレストキャットは、毎日1回、換毛期は1日2回を心がけブラッシングをしてあげましょう。

まずは、スリッカーで少しずつ優しく丁寧にとかしていき、仕上げにコームやピンブラシで全体の毛並みを整えてあげてください。また毛の流れに沿ってとかしてあげてくださいね。

もちろん、愛猫家の間で人気のファーミネーターでブラッシングすることもOK!ファーミネーターは主にアンダーコートの抜け毛を取り除いてくれるで、ノルウェージャンフォレストキャットにもおすすめです。

ノルウェージャンフォレストキャットをサマーカットするのは大丈夫?

長い被毛が特徴のノルウェージャンフォレストキャットですが、夏場の熱い時期は「暑くないかな?」と心配になりますよね。

犬の場合、サマーカットといって短めにカットをすることがありますが、猫であるノルウェージャンフォレストキャットもサマーカットをして良いのでしょうか。

結論としては、ノルウェージャンフォレストキャットにサマーカットは必要ではありません。

その理由としては、猫の被毛は体温調節の役割があったり、紫外線から肌を守る役割があったりします。また肌のケガを防ぐ役割があるからです。

さらに、猫の場合は肉球にしか汗をかかないため、被毛を短くしても暑さの感じ方にはあまり変化がないようです。

サマーカットは効果的?メリットについて

もしもサマーカットをしたい場合は、何かしらメリットはあるのでしょうか。
先述の通り、猫は毛を短くしても暑さの感じ方は変わりませんが、被毛の中にこもる熱を逃してあげるこはができます。そのため、暑さに弱いノルウェージャンフォレストキャットには効果的かもしれません。

それ以外にも、毛が絡むのを防ぐことができたり、抜け毛が舞い上がるのを抑えられることができたりするので、毎日のお手入れが楽になるメリットがあるといえるでしょう。

サマーカットする場合の注意点・デメリットはある?

猫の被毛は体温調節の役割を果たす大事なものです。そのためサマーカットをしてしまったがために、体温調整ができなくなり体調を崩してしまう恐れがあります。

さらに、紫外線によって皮膚トラブルを起こしたり、カットや毛づくろいができないストレスを引き起こす恐れもありますので注意が必要です。

個々の性格や健康面を考えながら、本当にサマーカットが必要なのか考える必要があるといえそうですね。

ノルウェージャンフォレストキャットとメインクーンの違いは?

アメリカ最古の猫と呼ばれるメインクーン。一見、ノルウェージャンフォレストキャットに似ていると思いませんか。

それもそのはず、メインクーンの祖先はノルウェージャンフォレストキャットだからです。そのため、ゴージャスで触り心地の良い被毛とガッシリとした体格はそっくりです。

では、メインクーンとノルウェージャンフォレストキャットを見分けるにはどこを見たらよいのでしょうか。

メインクーンとノルウェージャンフォレストキャットを外見で見分ける方法は2つ。それは横顔と耳元です。

まず横顔ですが、メインクーンの場合は丸顔で鼻先にカーブがあります。一方、ノルウェージャンフォレストキャットの場合は逆三角形の輪郭にジェントルカーブと呼ばれる真っすぐな鼻筋をしています。

そのため丸顔はメインクーン、シュッとした逆三角形顔はノルウェージャンフォレストキャットと覚えておくと良いでしょう。

次に耳元ですが、メインクーンには耳の先に「リンクスティップ」と呼ばれる長めの飾り毛がついています。これはメインクーンならではの特徴のため、ノルウェージャンフォレストにはありません。

耳先に飾り毛があればメインクーンだと思っておくと分かりやすいですね。

まとめ

立派な毛並みと、ボリューミーな体がなんともゴージャスなノルウェージャンフォレスト。
少し臆病な一面もありますが、穏やかで我慢強い性格の持ち主なので、小さな子どもがいるご家庭や多頭飼いを検討中の方にもおすすめの猫種です。

好奇心旺盛で、高い所から観察するのが大好きな猫種でもありますので、お迎えしたらノルウェージャンフォレストのために高さのある遊べる空間を作ってあげてくださいね。