ラガマフィンの性格や特徴って?色や体重、飼い方まとめ

大きな体にふわふわの被毛が特徴的なラガマフィンの原産国はアメリカ。1994年に作出された比較的新しい猫種です。

ここではラガマフィンの性格や体重、大きさ、毛色の種類などを解説します。なお、販売中のラガマフィンをお探しの方は子猫ブリーダーナビもご参考ください。

ラガマフィンの性格や特徴について

ラガマフィン

ふさふさして触り心地バツグンの長毛が印象的なラガマフィン。まん丸とした瞳と、バリエーション豊富な毛色がなんとも特徴的です。
そんなラガマフィンの性格は、一言でいうと“温厚でやさしい性格”をしています。人懐っこく、飼い主さんとのコミュニケーションを取ることも大好きです。そして、かなりの甘えん坊で愛情深い猫でもあります。

小さなお子さんとも比較的仲良くできる猫でもありますので、お子さんがいるご家庭でも飼いやすい猫種といえます。

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おとなしく鳴き声も小さめ

ラガマフィンは、穏やかでおとなしい性格ですのでほとんど鳴くことがありません。もし鳴いたとしても、飼い主に対して要求がある時のみです。

また鳴き声は小さく、あまり響かないためマンションやアパートでも飼いやすい猫でもあります。

甘えん坊で抱っこが大好き

甘えん坊でいつも、飼い主のそばで寄り添っていたいと思うラガマフィン。個体差はありますが、抱っこも大好きなので嫌がる素振りを見せません。

時には、自ら飼い主の膝の上に乗ってきては「かまって~」「遊んで~」と催促してきますので、その時は沢山甘やかして遊んであげてくださいね。

いたずらっ子な一面も

普段はとてもおとなしく、のんびりとした性格をしているラガマフィンですが、好奇心旺盛で遊び好きな一面を持ち合わせています。

またひとりで遊ぶことも好きなので、飼い主が留守中に壁や家具などを引っかいたり、ティッシュを出して遊んだりといたずらが止まりません。

いたずらして欲しくないものがある場合は、しっかり対策をしておくようにしましょう。

ラガマフィンの体重や大きさ(体長)は?

ラガマフィンの大きさは成猫のオスで体重約6.9~9kg、メスで体重は約4.5~7kgあり、体長はオスメス共に約45~60cmです。

一般的にはメスよりオスの方が大きく、なかには10kgを超える個体もいます。

また猫の体型は6パターンあるのですが、その中でもラガマフィンは「ロング&サブスタンシャルタイプ」に分類されており、猫の体型の中でも一番大きなタイプでもあります。

大きな体に筋肉質のガッシリとした体格を持つラガマフィン。頭部はやや幅広で丸みのあるくさび型をしています。

また、ややつり上がった大きな瞳と短めのマズルなど、全体的に丸みを帯びているのがラガマフィンの身体的な特徴といえるでしょう。

ラガマフィンの毛色や模様の種類は?

ふわっとしていて、思わず抱きしめたくなるラガマフィン。なでるとシルクのような滑らかな被毛は、ずっと触っていたくなる気持ち良さです。

そんなラガマフィンの毛色は、白色系の体毛に顔や耳、しっぽや足などの体の先に濃色が入ったポインテッド除き、あらゆる色が認められています。

そのため、クリーム、グレー、ブルー、レッド、チョコレートなどの単色を始め、2色混ざっている毛色を持つ個体や模様があるものまで様々です。

さらに瞳の色もバリエーションが豊かなので、個性が強い猫種ともいえそうです。

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ラガマフィンはラグドールから生まれた?

ラガマフィンとラグドール、どちらも同じ長毛種の猫ですがとても似ていますよね。それもそのはず、ラガマフィンはラグドールを基礎としてペルシャやヒマラヤンを掛け合わせて生まれた猫種なのです。

ラグドールと同じ血統の猫から生まれた猫種

ラガマフィンの歴史を知る前に、まずはラグドールの誕生秘話について知っていきましょう。

ラグドールは、1960年代にアン・ベイカーがペルシャとバーマンという猫を掛け合わせて作出した猫です。アン・ベイカーは、ラグドールの権利を独占したいがために独自の登録機関「IRCA」を設立し、繁殖や登録に厳しい条件を課していました。

それをよく思わなかったブリーダーも少なくなく、アン・ベイカーとは別に育種や繁殖を進めるようになった人も散見されるようになったのです。

それを知ったIRCAに所属するカート・ジェム、キム・クラーク、ジャネット・クラークマンたちがアン・ベイカーに対しIRCAを去るよう迫りましたが、ベイカーは聞く耳を持たなかったため、彼らはIRCAを脱退。違う方法でラグドールを浸透させていこうと「RFCI」を立ち上げ、ラグドールの繁殖をフランチャイズビジネスとして広げようと試みます。

しかし、交配や繁殖をするにあたり「ラグドール」という名称が使えませんでした。その理由はアン・ベイカーが商標登録をしていたためです。また、ラグドールの近親交配は健康上の問題が発生しやすいこともあったことから、新しい掛け合わせによる猫を作出しようと試みます。

そこで誕生したのが、ラグドールにペルシャやヒマラヤンを掛け合わせた「ラガマフィン」だったのです。

ラガマフィンの名前は「いたずらっ子」や「ボロボロの服を着た人」という意味を持ちます。これはカート・ジェムが冗談で呼んでいた仮名だったのですが、新たに作った名前の申請が通らなかったことから、ラガマフィンと呼ばれるようになりました。

こういった経緯を見てみると、ラガマフィンとラグドールはペルシャという同じ猫種をベースに作出されたことがわかりますね。

ラグドールとの違いや見分け方は?

ラガマフィンとラグドールは、見た目や性格がとても似ていることから、見分けるのが難しいかと思います。

そんな時、2種類の猫の違いを見分けるには毛色のカラーバリエーションを見るといいでしょう。

ラグドールの被毛は、ブルー、シール(こげ茶色)、ライラック、チョコレートの4種類の毛色に限定されていますが、ラガマフィンは非常にカラーバリエーションが豊富であり、あらゆる毛色や模様が認められています。

そのため、色々な毛色の中からパートナーとなる猫を見つけたい人にとってはラガマフィンがおすすめです。

ラガマフィンは抜け毛が少ないって本当?

ラグドール譲りのふわふわの長い被毛が特徴のラガマフィン。ラグドール同様、換毛期は大量の毛が抜けますが、普段はもつれにくく抜け毛が少ないので、他の長毛種よりお手入れは楽といえそうです。

ただし、猫自身が行うグルーミングで大量に毛を飲み込んでしまったり、うまく吐き出せなく排出が難しくなったりする恐れもありますので、定期的なブラッシングは必要です。

そのため、1日1回は丁寧にブラッシングをしてあげることをおすすめします。そうすることで、部屋に抜け毛が飛び散ることを予防できますし、グルーミングでのトラブルを予防することもできます。

またシャンプーに関しては月に1回程度することで、余計な抜け毛を取り除くことができます。シャンプーは前後に必ずブラッシングをしてから行うようにしてくださいね。

ラガマフィンの飼い方について注意したいこと

ふわふわした被毛に、大きな瞳。その愛らしい姿から「猫のテディベア」と呼ばれ、日本でも非常に人気のある猫種です。

そんなラガマフィンをお迎えしたいと思った時、どんなことに注意するべきなのでしょうか。

成長がゆるやかなラガマフィンは成猫になるまで3~4年かかる

生後2ヶ月のラガマフィンは体長約20cm、体重約1~1.5kgと一般的な子猫とほぼ変わりませんが、みるみる成長していき、生後3~6ヶ月頃になると1ヶ月単位でぐんぐんと大きくなっていきます。

しかし、生後6ヶ月を過ぎた辺りから成長の速度がゆるやかになるため、成猫のサイズになるまで約3~4年かかるといわれています。

生まれてから3~4年の間は、丈夫で健康な体をつくる大切な時期でもあります。成長過程に必要な栄養素を含むフードを選び、新鮮なお水と一緒に与えてあげてくださいね。もちろん、適度な運動も心掛けましょう。

生活スペースは広めで快適に

ラガマフィンは大型の猫なので、お迎えする場合はある程度広めのスペースを設ける必要があります。また健康面などを考慮すると、完全室内飼育が理想のため、走り回れるほどのゆったりとしたスペースをできる限りとってあげるとよいでしょう。

さらに室内温度にも十分気を配る必要があります。夏はクーラーだけではなく、直射日光が入らないようにカーテンやすだれを利用したり、猫用の冷却マットを置いたりして熱中症対策にも努めるようにしてください。冬は風邪を引かないように、毛布や猫用のホットカーペットなどを利用してあげるといいですよ。

長毛種だからこそマメなお手入れが大切

ふわふわで美しい被毛を持つラガマフィン。常に綺麗な状態を保つためにも、1日1回はブラッシングやコーミングを行ってあげるようにしましょう。そうすることで抜け毛がきれいに取り除くことができ、毛玉などを防ぐことができます。

またブラッシング以外にも爪切りを始め、歯磨きや耳掃除なども定期的に行い病気予防に努めるようにしてくださいね。

ラガマフィンは太りやすい!?運動や食事管理で肥満対策を

比較的おとなしく、運動量が他の猫よりも少ないラガマフィン。猫の中でも太りやすい傾向にあるといわれています。

特に成猫になると自ら活発に動かないので、運動不足になりがちです。1日10~15分程度でも構いませんので、なるべく一緒に遊ぶ時間を確保するようにしてください。

また食事管理も非常に大切です。食事バランスを意識し、飼い主さんが率先してカロリーコントロールを行うようにしてください。特に1日1~2回の食事だと、ドカ食いをしてしまうのであまりよくありません。1日に4~6回に分けてフードを与えるようにしましょう。

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