ラグドールの性格や特徴って?色や体重、飼い方まとめ

ラグドールは「ぬいぐるみ人形」という意味を持つほど、人に触れられたり、抱っこされたりするのを好む穏やかな性格の持ち主です。

ここではラグドールの性格や体重、大きさ、毛色の種類などを解説します。なお、販売中のラグドールをお探しの方は子猫ブリーダーナビもご参考ください。

ラグドールの性格や特徴について

ラグドール

ラグドールの原産国は、アメリカのカリフォルニア州にあるリバーサイド。ロサンゼルスから東へ約100kmに位置する大型郊外都市です。

名前の由来は英語で「ぬいぐるみ(布製)」を意味する「ragdoll」。抱き上げるとまるでぬいぐるみのように大人しいという意味で付けられたそうです。

なかには「ラグドールは性格が悪い」という声もありますが、基本性格は人懐っこくて甘えん坊なので、初めて猫を飼う人におすすめの猫種でもあります。

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のんびり屋で落ち着きのある猫

ラグドールは愛情に満ち溢れ、大人しく落ち着いた性格の持ち主です。その性格のためか狩りに対する執着が薄く、引っかくことがあまりない猫種でもあります。

また成猫になるとのんびり過ごす時間が多くなるため、激しい遊びをすることがあまりありません。どちらかというと、日向ぼっこをしながら昼寝をすることを好むようです。

ラグドールは抱っこがお好き?

本来猫は、触られたり抱っこをされたりするのが苦手といわれていますが、ラグドールはその反対。抱っこを嫌がるどころか、むしろ好む傾向にあります。

もちろん猫にはそれぞれ個性がありますので、なかには抱っこを嫌うラグドールも存在します。しかしながら基本的には穏やかで大人しい性格なので、あまり声を荒げて嫌がる素振りをすることはありません。

もしもラグドールから甘えてきたら、やさしく撫でながら抱っこをしてあげてみてもよいかもしれませんね。

小さな子どもにも優しい

ラグドールは、小さな子どもがしつこく触っても嫌がる素振りを出さず、子どもが飽きるまで付き合ってくれるやさしい心の持ち主。

基本的に「シャー!」「フゥーッ!」と怒ることなく、大らかに受け止めてくれます。もちろん、本当に嫌な時は反発したり、その場から逃げたりすることはありますが、比較的温厚で優しい性格といえるでしょう。

オスとメスの性格の違いは?

温厚で落ち着きのあるラグドールですが、オスとメスの性格に違いはあるのでしょうか。

基本的にオスのラグドールは活発な子が多く、人懐っこい傾向にあるようです。一方、メスの場合は少し警戒心が強く、神経質な一面があるとのこと。

ただし、これは猫全体的にもいえることです。ラグドールのオスメスだけに現れる性格ではないのであくまでも参考にしてみてくださいね。

たぬきっぽい?ラグドールの体重や大きさ(体長)、目の色は?

筋肉質で首が太く、大型猫に分類されるラグドール。成猫になると体重はオスで約6~9kg、メスで約4.5~6kgに成長し、なかには10kg前後まで大きくなる子もいるそうです。

また体長は約50cmあり、一般的な猫の平均体長が約25~30cmなので、通常よりも胴が長いことがわかります。ただ、中型猫でも体長が50cmほどある個体もいますので、物凄く長いというわけではありません。

次にラグドールの目についてですが、楕円形の大きな瞳がとても印象的です。さらにスカイブルー色の強く繊細な美しい色はラグドールならでは。この瞳に一目惚れしてラグドールを迎えた人も多いかもしれませんね。

ラグドールの毛色や模様の種類は?

ラグドールの毛色といえば、ホワイトやクリーム系をベースにした柔らかい印象を受けますよね。

ラグドールのカラーバリエーションとして代表的な色は、約8種類とされています。

  • クリーム(薄い赤みのかった黄色)
  • シール(こげ茶)
  • シナモン(薄い茶色)
  • チョコレート(濃いこげ茶色)
  • フォーン(ごく暗い赤みの黃色)
  • ブルー(灰色)
  • レッド(オレンジ色)
  • ライラック(薄い灰色)

なかには、2色が混じった赤茶色のシールトーティーや、ブルーグレーとごく淡いレッドやベージュブラウンが混ざったブルートーティーなどもいます。

また、ラグドールの模様についてもバリエーションが豊富です。ここでは、ラグドールの模様について見ていきましょう。

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ラグドールの模様「ポイント」

ラグドールの場合、体全体の色は白がベースになっており、顔周りや耳、手足やシッポなどにアクセントとなる濃い色(明るめのこげ茶色、灰色、淡い灰色)が入ってきます。

このことを「ポイント」または「カラーポイント」と呼びます。

アクセントとなるポイント部分の色が明るめのこげ茶色の場合は「シールポイント」、灰色のブルーの場合は「ブルーポイント」と、パターン名の前に毛色の名前が入ります。

また、カラーポイントにしま模様が入った場合は「リンクスカラーポイント」と呼ばれるそうですよ。

ラグドールの模様「ミテッド」

ミテッドは一見、ポイントととてもよく似ていますが、大きな違いとしては足の先に白い手袋や靴下などを履かせたような柄が特徴的です。

本来は顎や胸、お腹まわりに白色が入っているのが理想的なミテッドとされていますが、手足の他におでこから鼻先にかけて白い模様が入ることもあります。この模様のことを「ブレイズ」と呼びます。

ラグドールの模様「バイカラー」

耳を含んだ顔の中心から八の字に分かれた❝ハチワレ❞模様が特徴なのが「バイカラ―」です。

鼻より下側が白く、体全体はカラーポイントやミテッドよりも被毛が明るめです。ラグドールの中で最も多い模様ともいわれています。

ちなみに毛色がシールの場合は「シールポイントバイカラ―」と呼ぶそうですよ。

ラグドールの模様「トーティ」

ポイントの部分に黒や茶色、または黒やオレンジ色といった2色の毛色が混ざっていることを「トーティ」と呼びます。

時にはサビ柄と呼ばれたり、三毛猫に分類されることが多いようです。

ラグドールの模様「リンクスポイント」

ポインテッドに、しま模様が入っている被毛のことを「リンクスポイント」と呼びます。

ラグドールの被毛の特徴は?抜け毛は多いの?

長毛でふわふわな被毛が特徴的なラグドール。まるでシルクのような手触りは、滑らかでいつまでも触っていたくなるようなやわらかさです。

ラグドールの被毛は「ダブルコート」と呼ばれ、水を弾いたり光を遮り保護したりするオーバーコートと、保温機能の高いアンダーコードの二重構造になっています。

そのため短毛の猫に比べると抜け毛の量は多く、特に換毛期は抱っこをすれば服が毛だらけになることも。ただし、他のダブルコートの猫種と違い、普段から大量の毛が抜けるわけではないようです。

その理由は、ラグドールの毛の生え方にあります。ラグドールの被毛は体に沿って生えているため、他のダブルコートの猫とは違い毛玉や抜け毛が少ないとされています。

そうはいっても、定期的なお手入れは必要な猫でもありますので、毎日のブラッシングは欠かさず行うようにしましょう。

ラグドールの飼い方について注意したいこと

大らかな性格のラグドール。比較的しつけがしやすく、初めて猫を飼う方にも飼いやすい猫種といえますが、飼う上で気を付けるべきことはあるのでしょうか。

ここでは、ラグドールを飼う上での注意点についてみてみましょう。

のびのびと過ごせる広い場所を

ラグドールは大型の猫に分類されます。なかには10kg前後の個体もいるため狭い住環境では、少し窮屈さを感じます。

また狭い住環境では運動不足になってしまい、体重増加で足腰を弱めてしまう原因にも繋がります。そのためラグドールをお迎えするのであれば、室内でも十分運動ができる広々としたスペースを確保できるようにしましょう。

さらに注意点として、ラグドールは元々運動が苦手な猫種のため、自ら積極的に動くことはあまりありません。

飼い主さんの中にはキャットタワーの購入を検討する方も少なくないかと思います。しかし、運動が苦手なラグドールに不安定なキャットタワーを選んで与えてしまうと、着地に失敗してケガをする可能性もあります。もともと穏やかな性格の猫種でもあるため、それほど高さのあるキャットタワーは必要ないかもしれません。

もしもキャットタワーを購入するのであれば、安全性の高いものを選ぶようにしましょう。

食欲旺盛なので肥満に注意!

ラグドールはその体の大きさを見ても分かる通り、食欲が旺盛です。体質的にも太りやすい傾向にあるため、フードの量を規定通り与えないと肥満になる恐れがあります。そのため、ラグドールに与えるフード選びは慎重に選ぶことが大切です。

猫が必要とするタンパク質は人間の2倍といわれていますが、大柄のラグドールは成猫になるまで4年ほどかかりますので、多くのエネルギーとなるタンパク質が必要です。ですから、ラグドールが成猫になるまでは、高タンパク質で高カロリーなフードを選んであげましょう。

ただし成長が止まった後は、高カロリーのフードは肥満に繋がります。ライフステージに合ったものを選んであげるようにしてくださいね。

毎日のコーミングが健康への道しるべ

ラグドールは毎日のお手入れがとても大切です。被毛はダブルコートでとても厚めなので、毎日コーミングをするようにしてあげてください。

コーミングはほどよい皮膚への刺激にもなるため、血行促進を促す役割もあります。また血の巡りをよくすることで、健康維持にも繋がりますので、毎日コーミングをしてあげるようにしましょう。

暑さが苦手なので対策は万全に

細くて長い被毛が密集しているラグドールは、夏の厳しい暑さが大の苦手です。そのため、熱のこもった部屋に長時間お留守番させてしまうと、熱中症になる危険性があります。

特に気温が高くなる時期は大変危険ですので、夏場はクーラーを付けて室温を一定の温度に保つようにしてください。室内の飼い方としては、26~27度を保ってあげるとよいでしょう。

また万が一、クーラーが故障したり切れてしまった時のためにも、飲み水を増やしたり、冷感マットを置いたり、風が流れるように換気をするなどして暑さ対策をするようにしてあげてくださいね。

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