世界でも人気の高い「アビシニアン」と「ソマリ」。どちらもよく似ているため、見分けが付かない方も多いのではないでしょうか。
ここでは、そんなアビシニアンソマリの違いについて詳しくみていきましょう。
アビシニアンとソマリは同じ猫種?
元々ソマリは、アビシニアンを基に生まれた猫種です。
アビシニアンを改良していく中で、長毛のアビシニアンが生まれたといわれています。
当時長毛のアビシニアンは不人気でしたが、あるキャットショーの審査員が長毛のアビシニアンを評価したことから、長毛のアビシニアンを新しい猫種として改良することになりました。
そして誕生したのが現在の「ソマリ」だといわれています。
つまり、ソマリはアビシニアンの遺伝子上「同種」であることから、見た目がとても似ているのは当たり前だといえるでしょう。
見分け方は?
遺伝子的に繋がりの深いアビシニアンとソマリ。
どちらがどの猫種か見分けるには「被毛の長さ(ボリューム)」を見れば一目瞭然です。
両者ともダブルコートの被毛ですが、アビシニアンは短毛、ソマリは長毛ですので被毛の長さが異なります。
毛が短く、スレンダーな体型をしているアビシニアンに対し、ソマリは毛にボリュームがありモコモコしているため少し大きく見えます。
またソマリは、アビシニアンと比べて首まわりから胸にかけての襟毛と、しっぽの毛がボリューミーでふさふさしている特徴があるため、これらを基準に見分けるとよいでしょう。
性格や毛色に違いはある?
アビシニアンとソマリを見分けるには「被毛の長さ(ボリューム)」ということが分かりましたが、性格や毛色にも違いはあるのでしょうか。
どちらも甘えん坊な傾向
アビシニアンとソマリは、どちらも甘えん坊な性格をしています。
もちろん個体差はありますが、猫同士で過ごすよりも、飼い主と一緒に過ごすことを好みます。
またどちらも好奇心旺盛で社交的なので、多頭飼いについてもそれほど難しくないといえるでしょう。
毛色は4種類
アビシニアンとソマリの毛色は4種類。世界最大の猫種登録団体CFAでは「フォーン」「ブルー」「ルディ」「レッド」が認められており、そのほかの毛色については、一部の団体で公認されているようです。
また、どちらも光の加減で色が変化し、きれいなグラデーションが特徴的です。
アビシニアンとソマリについては、下記のページでそれぞれ詳しく解説しています。気になる方はこちらの内容も参考にしてみてくださいね。


まとめ
今回はアビシニアンとソマリの違いについてご紹介しました。
どちらも同じ猫種といっていいほどよく似ているので、被毛の長さ以外に見分けるのは難しいかもしれませんね。
ただどちらも飼い主に対し、愛情深く従順な猫ですので、きっと最高の家族となってくれることでしょう。