でかい!猫9選。世界一大型の猫は?

大型猫の大きさや特徴って?

大きい猫

猫種ごとにサイズの違いはありますが、大型の猫はどのくらいの大きさ・重さになるのでしょうか。

また、それ以外にも大型猫にはどんな特徴があるのか紹介していきます。

大型猫の大きさは?

一般的に、大型といわれる猫の体重は5kg程度で、多くの日本人がイメージする雑種猫は中型で3~4kgほどです。

明確な基準はありませんが、小型猫は約3kgで中型猫はおよそ4kg。大きい猫として知られるメインクーンの標準体重はオス6~8kg、メス4~6kgとなっており、特に大きい個体になると、8kgを超える犬並の大きさの猫も確認されています。

大型猫の性格傾向は?

個体差はあるものの、大型猫は全体的に穏やかな性格の子が多く、室内で静かに過ごすことを好む傾向があります。

例えば、世界最大の猫といわれるメインクーンは「ジェントル・ジャイアント(優しい巨人)」と呼ばれるほど。

猫といえば自由奔放で勝手気儘なイメージが強いので、これは少し意外かもしれませんね。

大型猫の身体的な特徴は?

大型の猫は、小型や中型と比べて毛の長い種類が多いです。これは、大型猫の多くが寒い地域原産ということで、寒さに弱い猫が環境に適応したといわれています。

また、骨格がしっかりしていて、全体的に筋肉質な体型であることが多いという特徴もあります。

体重が重いからといって肥満というわけではなく、単純に体の大きさに比例して重くなっているので、その点は誤解しないでください。

大型猫は成長するのがゆっくり?

犬の場合、大型になるほど寿命が短く小型ほど寿命が長くなることが分かっています。一方、猫の場合は大型であっても平均寿命は9~15年と、中型と寿命の長さはほぼ変わりません。

しかし、寿命こそ大差ないものの成長の早さは大型猫ほど遅い傾向にあることがわかっています。

大型猫は成長の速度がゆっくりで、体ができ上がり成猫になるのは2~3年程度の時間が必要です。

一般的な猫はほぼ1年で成猫の大きさにまで成長することを考えると、これは大きな差といえるでしょう。

大型猫の種類一覧

  • オシキャット
  • サイベリアン
  • チャウシー
  • ノルウェージャンフォレストキャット
  • ブリティッシュショートヘア
  • ベンガル
  • メインクーン
  • ラガマフィン
  • ラグドール

※50音順

今回は大型の代表的な猫種を9種、それぞれどのような特徴があり、どんな飼い方をすれば良いのか紹介していきます。

大型猫①:オシキャット

オシキャットは「犬のような性格」「知性の猫」と呼ばれ、しつけがしやすくとても飼いやすい猫種といわれています。

名前を呼べば来てくれたり投げたボールを取って来てくれたり、犬と同じしつけができる程賢く飼い主に従順です。

ただし、臆病で警戒心が強く慣れるまで時間がかかるので焦らずゆっくり信頼関係を築いていきましょう。

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大型猫②:サイベリアン

サイベリアンとは『シベリア』という意味で、『サイベリアンフォレストキャット(シベリアの森に住む猫)』という別名があります。

犬のように「待て」「おすわり」などの指示語を覚えることができるほど賢く、とても飼いやすい猫といえるでしょう。

比較的落ち着いていて問題行動が少ないので、初めて猫を飼う方にもおすすめの猫種といえます。

ただし、縄張り意識が強いので初対面の人や動物には警戒心をあらわにすることもあるので、その点には注意しましょう。

特徴や飼い方など、より詳しい情報は下記リンク先のページで詳しく解説しているので、そちらもご覧ください。

サイベリアン サイベリアンの性格や特徴って?色や体重、飼い方まとめ

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大型猫③:チャウシー

ヤマネコを祖先に持つチャウシーは、体長が高く胴長で手足も長い大柄な猫です。

被毛は大型にしては珍しい短毛で、黒をベースに光沢のあるシルバーが混じった独特の毛色をしています。

同じ猫種であっても、オスとメスでは一回りほど大きさに差がるので、どちらを飼うかによって、生活環境を変える必要があるでしょう。

投げたものを持って来たり飼い主の指示に従ったり、、子どもやほかのペットとも仲良くできるので、ペット初心者にもおすすめできる、かなり飼いやすい猫種といえるでしょう。

大型猫④:ノルウェージャンフォレストキャット

名前からも分かるように、ノルウェージャンフォレストキャットは、北欧ノルウェー原産の猫種です。寒さに強い反面、夏の暑さにはとても弱いので、エアコンを使い1年を通して室温を26~28℃の範囲内にキープするようにしましょう。

穏やかで頭の回転が早く我慢強い性格なので、小さなお子さんや高齢の方がいるご家庭でも飼いやすい猫といえそうです。

体質的に太りやすいため、肥満にならないよう食事管理を徹底しましょう。

ノルウェージャンフォレストキャットの詳しい飼い方については、こちらのページの内容をご確認ください。

ノルウェージャンフォレストキャット ノルウェージャンフォレストキャットの性格や特徴って?飼い方まとめ

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大型猫⑤:ブリティッシュショートヘア

名前からも分かるように、ブリティッシュショートヘアはイギリス原産の猫で、イギリス最古の猫種といわれています。

とても自立心が高い猫種で、抱っこされたりや撫でられたりするのはあまり好きではありません。褒められることや遊ぶのは好きですが、基本的に静かでのんびりと過ごしたいと思っています。

また、家族には甘えん坊な反面、知らない人には警戒心を見せてあまり懐きません。

ブリティッシュショートヘアの飼い方については、下記リンク先のページで詳しく解説しているので、そちらもぜひご覧ください。

ブリティッシュショートヘア ブリティッシュショートヘアの性格って?色や飼い方まとめ

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大型猫⑥:ベンガル

ベンガルは気難しそうな外見とは裏腹に、おしゃべり好きで人懐っこく甘えん坊な性格の猫種です。

ベンガルヤマネコの血を継いでいることもあり、運動量が豊富で活発。特にジャンプで高い所に上るのが大好きなので、キャットタワーを置いてあげると運動不足の解消にもなるでしょう。

また猫にしては珍しく、水遊びが好きなので、水浴びをさせてあげると喜んでくれます。

このように運動量が豊富な猫種ですが、逆に言えば運動不足にもなりやすいということ。ベンガルを飼うのであれば、毎日ベンガルと遊んであげられる人が飼い主に向いているといえるでしょう。

下のリンク先では、ベンガルの飼い方について詳細に解説しています。実際に迎える前に、一度ご覧になることをおすすめします。

ベンガル猫 ベンガルの性格や特徴って?色や体重、飼い方まとめ

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大型猫⑦:メインクーン

大型猫の中でも、特に有名な猫種がこのメインクーンです。性格が温厚で穏やか、人に懐きやすいため、小さなお子さんがいたり他のペットがいたりするご家庭でも比較的飼いやすい猫といえるでしょう。

ただし、あまりベタベタされるのは苦手なので、適度に距離を保ってあげてください。

また、知能が高くしつけ次第では「お手」「お座り」「待て」など、犬のように芸を覚えるようになることもあります。

メインクーンという猫種の理解を深めるたい方は、こちらのページもご覧ください。どのような飼い方をすれば良いのかも詳しく解説しています。

メインクーン メインクーンの性格や特徴って?色や体重、飼い方まとめ

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大型猫⑧:ラガマフィン

ラガマフィンは、穏やかで滅多に鳴くことがないおとなしい性格の猫種です。鳴き声自体も小さいので、気になることは少ないでしょう。

自由気儘なイメージが強い猫ですが、ラガマフィンはとても甘えん坊で、常に飼い主のそばにいたがります。個体差はあるものの、抱っこをしても滅多に嫌がることはありません。

ただし、好奇心旺盛で遊び好きな面があり、飼い主が不在だとひとり遊び代わりにいたずらをしてしまうので、対策をしておくことをおすすめします。

こちらのページでは、ラガマフィンを飼う際に知っておきたい情報を掲載しているので、ぜひご覧ください。

ラガマフィン ラガマフィンの性格や特徴って?色や体重、飼い方まとめ

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大型猫⑨:ラグドール

ラグドールはおとなしく落ち着いた性格の、ある意味猫らしくない性格の猫種です。そのため、攻撃性を見せることは滅多にありません。

こうしたのんびりした性格のためか激しい運動を好まず、日向ぼっこをしながら昼寝をすることを好みます。

このようにあまり体を動かすことがなく、食欲旺盛で体質的にも太りやすいため、食事管理が不十分だとすぐ肥満になってしまいます。

健康を維持し長生きしてもらうためには、日々の生活を管理する必要があります。
こちらのページでは日常生活で気を付けたいことを含め、ラグドールを飼ううえで知っておきたいことを解説しているので、一度ご覧になってはいかがでしょうか。

ラグドール ラグドールの性格や特徴って?色や体重、飼い方まとめ

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世界一大きい猫は?

猫の種類や性別、個体差によって変わりますが、一般的に猫の平均体重は約3.2〜4.5kgといわれています。

大型といわれる猫種、ノルウェージャンフォレストキャットやメインクーン、ラグドールであっても、平均体重は約5.0kg〜7.0㎏と考えられています。

では、ギネス記録になるほどの世界一大きい猫は、一般的な猫よりもどれくらい大きいのでしょうか。

最も長い猫

ギネス世界記録は以前、動物の大きさを判断するときは重さを重視していました。しかし現在ではペットの重さを記録として認めておらず、高さや長さで認定するようになったそうです。

その後、新しい基準で最初に「最も長い猫」としてギネス登録されたのが1997年。スコットランドに住む当時4歳の猫「スノービー」ちゃんで、記録は103cmでした。

そして18年後の2015年。
イギリスに住む猫メインクーン「ルード」ちゃんが、スノービーちゃんの記録を更新。記録は118.33cmとスノービーちゃんよりも15.33cm大きい結果に。ギネス記録の座を譲ることになったのです。

ですが、これで記録が途絶えたわけではありません。

2018年にイタリアに住むメインクーンの「バリベル」くんがギネス記録を更新。その長さはなんと、120cm!ルードちゃんの記録を抜く結果になりました。

しかしルードちゃんやバリベルくんの長さは、アメリカに住むメインクーンの「ステューイー」くんの記録123cmには及びませんでした。

またステューイーくんは一時期「最も長いしっぽを持つ猫」としてギネス記録保持者になったことも。ただステューイーくんは、2013年に虹の橋を渡ってしまいました。

そのため、現在「存命中の世界一長い猫」として登録されているのは、バリベルくん。認定後も少しずつ成長し、今後さらに記録を更新する可能性があるそうですよ。

最も背の高い猫

前述では「最も長い猫」をご紹介しましたが「最も背の高い猫」がいるのも忘れてはいけません。

現在ギネス世界記録に認定されているのが、アメリカに住むサバンナキャットの「アークトゥルス」くん。なんと体高(地面から背中まで)が48.4cmもあります。

またアークトゥルスくんと一緒に住んでいたメインクーンの「サイナス」くんは「最も長いしっぽを持つ猫」としてギネス世界記録を所持しており、その長さは44.66cmなんだそう。

こちらも一般的な猫のしっぽの長さは30cm前後といわれていますので、かなり長いことがわかりますね。

ちなみにアークトゥルスくんの前に記録を保持していたのは、同じ猫種であるサバンナキャットの「サバンナ」ちゃん。記録は48.3cmとわずか0.1cmの差だったようです。

しかし残念ながらアークトゥルスくんとサイナスくんは、2018年に虹の橋を渡ってしまいました。そのため、現在「存命中の最も背の高い猫」を探しているそうですよ。

大型猫のグッズ選びはどうすればいい?

当然のことですが、体が大きくなれば比例して生活で必要になるグッズも大きさや広さが必要になります。

ここでは、大型猫が生活に必要となるグッズの選び方を紹介していきます。

トイレ

猫用のトイレは、オープントレータイプやドームタイプなどさまざまな種類があります。

しかし、一般的に販売されているサイズでは、大型猫が使うには小さすぎる場合がほとんどです。

そのため、大型猫用に購入するのであれば、『超大型』『多頭飼い用』など、大きいサイズのものを選んでください。

ケージ

留守番のときなどに安全を守る役割や、脱走防止のために愛猫を入れておくのがキャットケージです。

ご存じのように、猫の身体能力はとても高く、ある程度の高さであれば軽く飛び越えてしまいます。そのため、猫用に用意するのであれば屋根付きタイプでなければなりません。しかし、大型用のサイズを見つけるのはなかなか大変です。

もしも良い市販品が見つからない場合は、ホームセンターや100均でワイヤーネットを買ってきて、結束バンドでつなぎ合わせてオリジナルのケージを作るのも良いでしょう。

キャリーバッグ

移動時に猫を入れておくキャリーバッグですが、通常サイズでは不便なので、一番大きなサイズを選びましょう。

猫用ではどうしても小さい場合は、犬用のキャリーバッグを用意してください。

キャットタワー

大型猫はあまり上下運動が得意ではありませんが、中には運動好きで小型・中型同様に高い場所を好む猫種もいます。

一般的なキャットタワーでは、大型猫の重さに耐えきれず倒れる危険があるので、体のサイズに合ったキャットタワーを設置しましょう。

大型猫用であれば、土台が大きく安定性が高い物や、天井に突っ張り棒を立てて固定できるタイプのものがおすすめです。

大型猫を飼ううえでのポイントは?

移動
ワクチン接種や診察など、病院に連れて行ったりすることもあるでしょう。

猫はキャリーケースに入れて移動することになりますが、体重が5㎏以上の大型猫の体重にキャリケースの重さも加わるので、移動だけでも一苦労です。

大型の猫を飼うのであれば、こうした点も考えておきましょう。

大きさや広さ
体が大きくなれば、それだけ生活スペースの広さも必要になります。

加えて、トイレや寝床、ケージなど、生活に必要となるグッズの大きさも体の大きさに合わせなければなりません。大きさに比例して値段も高額になるため、大型猫を飼うのであればその点も考慮しておくべきでしょう。

また、食事量も多くなるので、フードやおやつの出費も多くなります。

お手入れ
大型猫は長毛種が多く体の面積も広いので、その分ブラッシングの手間がかかってしまいます。

毛が長いともつれやすく抜け毛も多くなるため、より丁寧なお手入れが求められます。

その他
毛が長く厚い大型猫は、比較的寒さに強いものの暑さには弱いため、夏場などは熱中症にならないよう注意が必要です。

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